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アストルティアとIT業界で戦う無名戦士の墓誌

ある三味線の名手が語った指導の真髄

そう言えば、ある津軽三味線の名手の話でこんなのがあった。その人が若い頃についていた師匠は、住み込みの弟子として彼が家に上がって以来数年、教えらしい教えはただ一言。「とにかく外へ行って弾け!」だけだったそうな。 で、彼は「なるほど、家の中で閉じこもって弾いていては小さな音楽になるばかりだ。外へ出て大自然と向かい合い、それに負けない大きな音楽をつかみ取れ、と言うことなのだな」と一念発起し、雨が降っても雪が降っても、毎日毎日外に出て行って海や滝や風に向かって三味線を弾き、修行したという。 やがて、彼はその世界で押しも押されもせぬ名手となり、「これも、大自然と向かい合って弾け、と教えてくださった師のおかげです。」と言うと、師はこう答えたそうだ。 「そんあことは言っとらん。ただ、家の中で弾かれるとやかましくてたまらんから、外へ出て弾け、と言っただけなんだナ。」

 

出典は吉松隆の楽勝!クラシック音楽講座ですが、この話は多分捏造だと思う。

三味線の話なだけにね!!